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エアコン取付工事

  • 2025-11-03 (月) 16:36

土日はブログ掲載休んでいたのもあり、休むとネタがガッポガッポ入ってきた、、、

どうも!カリスマ店長です!

 

エアコン取付の仕事は、住宅の構造や築年数によって難易度が大きく変わるもの。

とくに築年数が30年以上の古い建物では、想定外のトラブルが発生しやすく、慎重な現地調査と的確な判断力が求められます。

今回は、実際に古い建物でエアコンを取り付けた現場で起こった事例や、施工者として注意しておくべき具体的なポイントなどを書いてみました。

 

  1. 配管スペースと貫通穴の有無を確認
築古の建物では、最初からエアコン設置を想定していない造りになっていることが珍しくありません。そのため、エアコンの配管を通すスリーブ穴が無い、もしくは位置が悪いケースがよくあります。

特に多いのが、「昔のガスストーブの穴をそのまま使ってほしい」という要望。でも、これには要注意。高さや位置が合わず、無理に使うとドレン勾配が取れなかったり、見栄えが悪くなったりします。

こうした場合は、新規で穴を開ける判断が必要になりますが、そこで問題になるのが壁の構造。古い建物だと、モルタルや漆喰壁、場合によってはアスベストが使われている可能性もあるため、安易な穿孔作業は危険です。

現地調査の段階で壁材をしっかり確認し、必要に応じて施主様に書面で確認を取るなど、事前対応が求められます。

 
  1. 室外機の設置場所に要注意!重量に耐えられるか?
古い木造住宅や鉄骨アパートでは、ベランダや屋根の強度に問題があることも多く、室外機を置いたことで床が沈む、屋根が歪むなどのトラブルに繋がりかねません。

実際にあったケースでは、古いアパートの鉄製ベランダに室外機を2台並べて設置したところ、翌年にはサビでベランダが腐食し、工事責任を問われるトラブルに発展した例もあります。

そのため、室外機の設置場所の安全性・耐荷重をよく確認し、設置後のメンテナンス性も考慮する必要があります。場合によっては、架台で壁面に持ち上げて固定する方法や、屋根上設置を避けて地面設置に変更するなどの工夫が必要です。

 
  1. 電源の確保と分電盤の容量に気を付けよう
古い住宅では、電気容量が現代の家電使用量に対応していないケースが多く見受けられます。ブレーカーが30A未満のまま、複数のエアコンやIH調理器を使ってブレーカーが落ちる、というような話はよく聞く話です。

そのため、取付前には分電盤の確認は必須です。専用コンセントがない場合は、専用回路の増設工事が必要となり、事前に施主様に見積もりを出すことでトラブルを防げます。

また、昔ながらの露出配線や絶縁劣化のあるケーブルがそのまま使われていることもあるため、安全面の観点からも資格保有者がしっかりと点検を行うことが重要です。

 
  1. ドレン配管の勾配と排水経路を見極める
古い建物でありがちなのが、「ドレン排水の経路がうまく取れない」ケース。ベランダや外壁の傾斜が悪く、逆勾配で水が溜まってしまい、水漏れやカビの原因になります。

こうした現場では、配管の取り回しを工夫して自然勾配が取れるルートを確保することが大切です。どうしても厳しい場合には、ドレンアップキット(ポンプ)を使う選択肢も視野に入れましょう。

また、古い家では排水経路に動物や虫が侵入しやすいため、防虫キャップの取り付けも忘れずに。

 
  1. 内装の仕上げと現状回復に気を遣う
古い住宅の壁紙や塗装は、今のものよりはるかにデリケートで、傷つきやすいです。エアコンの設置跡が残ったり、配線モールを剥がしたときに壁紙ごと剥がれてしまうようなこともあります。

このため、古い住宅では、美観にも最大限配慮した工事が求められます。場合によっては、「ここに設置すると壁の劣化が目立ちます」と事前に説明し、施主の納得を得た上で施工するのがトラブルを防ぐポイントです。

特に賃貸物件では、現状回復義務を強く意識する大家さんも多いため、外したあとの壁の補修も含めた丁寧な対応が信頼に繋がります。

私達の業種は、非常に多い「エアコン工事」。

その分、トラブルにもなりやすいので、上記のような注意点を予め予測して、工事に取り掛からなければいけませんので、

電気工事についても、細心の注意をはらい、対応が必要です。

 

 

BY カリスマ店長

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