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一灯照隅

この言葉は、平安時代に比叡山延暦寺を開き日本天台宗の宗祖である最澄(767-822)が著した『山家学生式』(さんげがくしょうしき)の冒頭部分に記載されています。

『山家学生式』

国宝とは何物ぞ
宝とは道心(どうしん)なり
道心ある人を
名づけて国宝と為す

故に古人(こじん)の言わく
径寸十枚(けいすんじゅうまい)
是(こ)れ国宝に非(あら)ず
一隅(いちぐう)を照らす
此(こ)れ則(すなわ)ち国宝なりと

「径寸」とは金銀財宝のことで、「一隅」とは、今あなたがいる場所のことを指します。

つまり、「一隅を照らす」が、意味するところは、「お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代え難い貴い国の宝である。」ということです。

一人ひとりが、それぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていくという考え方です。

私は、これはゴミの片づけにも、とても通ずる考え方ではないのかな、と感じました。

派手さはなく、人に称賛されることも少ない。自慢もできなければ、話題に登ることも少ない。

しかしながら、ゴミの片づけとは、とても大事なことだと思います。物を大事にする心を育む一面もあれば、地球環境にもすぐにつながること。

そして、ゴミをきれいに片づけると、生活がより良いようにまわっていくことは、風水の本にはどんな本にも書かれている通り、おそらくそうなのでしょう。

実感として、頷かれる方は、多いかと思います。

そして、人の家のゴミの片づけって、なかなかできないことですよね。

つまるところ、ゴミの片づけって、とても地味だけど、とても大切なことで、

そして誰かがたくさんやればいいってことでもありません。

ひとりひとりがきれいにしていった時に、初めて大きな力になる。

〝一隅を照らす〟とは、良い言葉に出会えました。

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